2016-11-02
奈良時代に伝えられた 哲学的な宗派
法相宗は、道昭(どうしょう)が唐より伝えた 中国13宗の1つです。
635年、道昭は唐へ入り、三蔵法師として知られる
玄奘(げんじょう)から法相宗の教えである 唯識を学びます。
帰国後、元興寺において唯識論を説いたのが、
日本における法相教学の初伝です。
万物の存在と現象のあり方を観察し、人の心がどのように認識するのか が
ときあかされています。
現在、法相宗は、薬師寺と興福寺を 2大本山とし
奈良の伝統を今日に伝えています。
京都の清水寺は 北法相宗です。