本日の葬儀の相談窓口
2016.10.08
・浄土系宗派ー南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
浄土系宗派で必ずとなえる言葉。
阿弥陀如来の「すべての衆生を救いたい」という願いを信じ、
すべてをゆだねるという意味があります。
・日蓮宗 -南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)
日蓮宗の宗旨は、この題目を連続的に唱えることです。
お釈迦様の説いた経典すべてを読み、教えを実践するのと同じ
功徳があるとされています。
・真言宗 -南無大師遍照華経(なむだいしへんじょうこんごう)
「お大師さま」といえば弘法大師空海の事ですが、「遍照金剛」も
空海の別名。
『お大師さまの教えに護られいつも一緒』という意味があります。
・禅系宗派 -南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
「お釈迦様と教え、精進する人たちに帰依します」という意味です。
〈牟尼〉は聖者のこと。禅宗でよく唱えます。
阿弥陀如来の願いに帰依するという意味でとなえるのが、「南無阿弥陀仏」です。
これは、良忍の融通念仏宗、法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗派、一遍の時宗で
となえられています。(ただし、浄土真宗本願寺派は「南も阿弥陀仏」と唱えます)
日蓮宗では「南無妙法蓮華経」ととなえます。 日蓮が
「お釈迦様の教えは『法華経』であり、その功徳のすべてが『南無妙法蓮華経』という
7文字に込められている」と説いたことによります。
ちなみに「南無」とは「帰依する」という意味です。
他の宗派にも唱える言葉はあるものの、浄土系や日蓮宗のように宗派と
直結しているわけではありません。
たとえば、各寺院の本尊の名前を称える場合、宗祖の名前を称えることもあります。